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職務履歴書の書き方ポイント

転職活動では避けられない、職務履歴書。面接時に渡すケースもあれば、職務履歴書で書類選考をされ、合格した場合のみ面接に進めるケースもあるのです。職務履歴書も選考の重要な判断材料であり、手が抜けません。そこで本記事では、転職活動中の方や転職を検討している方へ、職務履歴書を書くポイントを紹介します。

職務履歴書を書くポイント

まずは職務履歴書を書くポイントを紹介します。これから職務履歴書を書く方も、職務履歴書の提出を予定している方も、是非ご参考にしてください。

職務履歴書の長さ

職務履歴書は決まったフォーマットがなく、自分で作成する必要があります。社会人経験が長い方ほど記載する内容が多く、社会人経験が浅い方ほど記載する内容に困りますよね。職務履歴書の長さは、一般的にA4サイズの用紙2枚分が最適と言われています。企業の採用担当者は、多くの求職者から届く職務履歴書に目を通します。枚数が多く長い職務履歴書は細かい部分まで読まれないこともあるのです。アピールしたい内容を適度な長さにまとめて記載しましょう。
また、第二新卒の方など、記載できる実務経験が少ない場合はA4用紙1枚にまとめて問題ありません。無理に長くした文書を記載するよりも、まとまった文章で提出した方が採用担当者に良い印象を持ってもらえますよ。

誤字・脱字や内容のズレ

当然のことに感じるかもしれませんが、企業へ提出する前に必ず誤字や脱字がないかチェックが必要です。職務履歴書で選考を判断されることもあるので、細かい部分まで注意しましょう。また、複数の企業に職務履歴書を提出する場合、他の企業へ向けた職務履歴書をそのまま使い回すことは危険です。企業によって特色や理念は異なり、他の企業で使い回すと内容にズレが生じる恐れもあるのです。それぞれの企業にアピールできる内容も異なるので、職務履歴書は一社ずつ丁寧に作成しましょう。

職務履歴書に書く内容のポイント

職務履歴書では、今までの職歴や実務経験を記載します。ありのままを記載すればいいのですが、少しでも企業にアピールできるような書き方を心掛けましょう。

内容の具体性

職務履歴書は、読むだけで応募者の強みや能力が分かる文章で書くことがポイントです。企業によっては採用担当者だけでなく、社長や役員がわずかな時間で目を通して判断することがあります。実績や成績は具体的な数字を用いたり、昇進などの経験は評価された内容を記載したり、書類を見ただけで応募者がどれほど優秀だったのかが分からなくてはいけません。数字を用いる際は社内や同業他社の平均数値を一緒に記載しておくと応募者の成績と比較できるので、より分かりやすい内容になりますよ。

転職先に貢献できるか

自己PRなどエピソードを記載する文章では、過去の出来事をそのまま記載したところで企業へのアピールにはなりません。企業は、応募者の経験が自社にどのような影響を与えるのかを知りたいのです。華々しい営業成績やプロジェクトの成功は職務履歴書に書くべき内容ですが、その経験が転職先でどのように活かせるのかをアピールしましょう。

まとめ

転職活動には欠かせない職務履歴書ですが、用意が面倒に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、企業によっては書類選考として職務履歴書で審査をされることもあり、油断はできません。内容が詰まった、ほどよい長さのボリュームにまとめ、誤字脱字などのミスがないか必ずチェックしましょう。記載する内容は事実を淡々と羅列するのではなく、経験を転職先でどのように活かせるのかまで記載すると、企業にしっかりとアピールできますよ。