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自己分析のやり方

転職活動に成功するためには、入念な自己分析が欠かせません。自分のスキルや希望条件を整理することで、自分が活躍できる分野に気づけます。給料や休日日数などの労働条件だけでなく、自分の能力を発揮できる転職先を見つけましょう。後悔のない転職のために、本記事では自己分析のやり方を紹介します。転職活動を始めたばかりの方や、転職活動に行き詰っている方も是非ご参考にしてください。

すぐにできる自己分析のやり方

自己分析は、自分の経験やスキルを書き出すだけではありません。職務経歴書や面接で採用担当者が納得できる説明ができるように、自己分析のやり方を紹介します。

できることの見つけ方

今までの経験から、自分に何ができるのかを見つけましょう。今まで携わったプロジェクトや与えられた目標、取得した資格などを書き出します。そこから更に、プロジェクトを進める中で工夫したことや、目標達成した上で学んだこと、他人から評価されたことを整理します。過去の実務経験は他の業種で役立ちにくいかもしれませんが、その経験から学んだことは様々なシーンで活かせるのです。失敗した経験も、そこから学んだことや次に活かしたことがあれば、立派な強みですよ。自分の経験を書き出すだけでなく、その経験で得たことを分析することが転職活動の自己分析です。

やりたい事の整理

転職活動をする上で、今後やりたい仕事や希望する働き方がありますよね。自己分析では自分のやりたい事についても整理をします。なぜその仕事をしたいのか、なぜそのような働き方を希望するのか、理由をはっきりと説明できるようにしましょう。自分がやりたい仕事や今後なりたい姿が、転職活動の軸となります。この部分がハッキリとしない場合は、まだ転職活動を始めるタイミングではないかもしれません。また、今後1年後や5年後、10年後にはどうなっていたいかなど、将来についても理想の姿を思い描きましょう。結婚や出産など、プライベートの内容と一緒に考えるとビジョンを描きやすいですよ。

自己分析の活かし方

自己分析をすれば、転職活動をスムーズに進められます。そこで、忙しくても時間を作って自己分析をした方が良い理由を解説します。

面接や職務経歴書

自己分析ができていれば、面接や職務経歴書に記載する内容にズレがなく、説得力のある説明ができます。自分のスキルや経験をどのように活かせるのか、採用担当者が具体的にイメージしやすいこともメリットの一つです。また、今までの経験から学んだことや、工夫したことを説明すれば面接で良い印象を与えられます。任命された仕事をこなすだけではなく、次に活かせる人材であることをアピールできますよ。

企業とのミスマッチを防ぐ

自己分析では、自分の強みだけではなく弱みも知れます。今までの失敗した経験や、辛いと感じた経験など、その原因が自分の弱みでもあるのです。自分の弱みを知っていれば、転職先の雰囲気や仕事内容が合わないといった企業とのミスマッチを防げます。また、自己分析では今まで自分が気付かなかった強みを知る機会にもなります。自分の本当の強みを活かせる転職先を探すためにも、自己分析は重要です。

まとめ

忙しい転職活動の中で、自己分析を面倒と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、自己分析の本来のやり方を知ることが転職成功への近道なのです。自分にできることや、将来なりたい姿を明確にしておくと、面接でもスムーズに回答できます。自己分析の気付きが転職活動の軸になり、自分にピッタリの企業を見つけやすいですよ。自分の強みや弱みに気付かず、企業とのミスマッチが生じる前にも、じっくり自己分析をしましょう。